オーダーメイドゴルフクラブ ハミングバードスポルテのページ

重~いヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スイングを学べるゴルフクラブを追求! 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ をモットーに! 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10 ☎046-804-1480  ✉ hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp.

2023年01月

店長「そう言う使い方もあるの❓
  …まあ 世の中色々あるからね~ 
 って言う典型例が
 シャフトをしならせて~しなり戻して使う です。
457d8efa
 好き好きではありますけれど、
 コレって ゴルフクラブの機能をかなりの部分、殺してしまう
 エンジン付きのクルマなのに 自分で漕いでいる 程
 アマチュアゴルファーにとっては 損な使い方
 です。」

質問「そうなんです❓」

店長「はい。
 ゴルフショットを安定させるコト や
 繰り返し易いスイングを覚えるコト の
 何倍も大変な方法論… ソレに意識の有る方は
 なんだか 苦労好きと言うか、
 まあ そう言う楽しみ方もあるんだなぁ と感心するほどです。

②ちょっと話は長い
(いつものコトですが)ですが…
 
 ヘッドが軽いって言うのもあるかも、なんですけれど
 シャフトをしならせて~しなり戻して使う って
 重いヘッド + 柔らかいシャフト では難しいです。
 額面通り 先端のヘッドは重いですし、
 シャフトは柔らかいですから たわむ(しなる)量も大きく、
 それを復元(しなり戻す)には 手間も時間もかかります。

 元来、物理的な約束事も含め
 打撃って 自分がクラブを握り、からだの向きを変えて
 その握りの部分、グリップを動かす。

 すると ヘッドはシャフトでつながっているので
 そのヘッドの重さや運動で加わる重さ分、遅れて、
 そのグリップの移動の付いていきます。
 まあ 引きずられるってコトになりますね。
 ヘッドの遅れ とも言えます。
〇犬が尾を振るか、尾が犬を振るか_Moment
 ソコで起こる シャフトのたわみ(しなり)  と
 シャフトをしならせて~しなり戻して とは
 言葉としては同じ、たわみ(しなり)ですが
 その中身はまるで異なります。

 グリップを動かして、ヘッドを引きずる、
 遅れさせたまま使う場合、シャフトにはトルクが掛かりません。
 シャフトの回転されるような 捻じれが掛かり難い状態です。
 単に ヘッドの重み(運動も加え)分、遅れて付いてくる だけ です。

 一方、シャフトを意図的にしならせ、しなり戻す方は
 打撃に関して しなり戻す方が重要になります。
 クラブの先端にあるヘッドは その棒(シャフト)の延長線上に
 重さ(重心点)がないので その動かし方では
 シャフトはかなり捻じられることになります。
〇アウトサイドインの正体-1 - frame at 0m31s
 ヘッドの慣性モーメントというのがあるのですが、
 これは ヘッドのスウィートスポットの広さというか、
 ミスへの寛容性や打撃効率の良さ(ボールへのエネルギー伝達)の良さ
 を表すものを数値化したモノ です。
 
 モノは遠心力が掛かった時、
 その重量が揃おうとする法則があるので
 ヘッドを回転させず、シャフトを捻じらず使った場合、
 ヘッド自体は遅れて突いて来ますが、
 ほぼ 自動的にシャフトなり、グリップなりの延長線上に
 ヘッドの重心点が来ますので
 慣性モーメントの効果は発揮されます。
EG05_04
 ところが シャフトをしならせて~しなり戻して使う場合、
 シャフトにはトルクが掛かってしまい、
 ヘッドが シャフトを軸に回転する事が必要になるので
 ヘッドの重量点とシャフトが直線状で揃うことは無く、
 単純に重心距離分、それ以上、ズレた関係 が維持されてしまいます。
 当然そうなると 慣性モーメントと言う機能は発揮されません。

 慣性モーメントはゴルフクラブの歴史上、
 ゴルフクラブの進化 ソノモノを表すと言っても過言ではないモノ。
 ゴルフクラブの『簡単さ』を表す数値と言えます。
 ドライバーにしても、アイアンにしても、
 この50年での進化は 慣性モーメントの進化 です。
 にもかかわらず シャフトをしならせて~しなり戻して使ってしまうと
 それを利用出来ないばかりか、逆に 数値の高い、
 本来 易しさの数値が高い程 扱い辛いモノになってしまう。

 ゴルフクラブに助けて貰いたい、ミスを救って貰いたい
 と思っている人にとっては ものすごく大きな違いです。
 これから ゴルフスイングを覚えようとしている人 にとって
 どっちの道へ進んだら良いか は一目瞭然だと思うんです。

 それが 選ぶクラブ、シャフトのよって 分かれてしまう、
 と言って良いと思います。」


質問「ハミングさんは 重いヘッド、柔らかいシャフトを
 メインとしていらっしゃいますが、その利点を教えて下さい。」


店長「はい。まず、柔らかいシャフトの話しからします。

①一つ目のポイントとすると
 一般的なクラブ、市販のクラブでは
 シャフトの硬さのバリエーションが乏しすぎます。

 L.R.SR.S.X と言ったトコロで
 それもまた機種やメーカーによって基準はマチマチです。

 また 硬い方から言うと X.S.SR.R.
 日本語英語にすると エクストラスティッフ、スティッフ(硬い)
 レギュラー、そしてその間 と シャフトの硬度を示しているのに
 次に来るのがレディース 性別って変じゃありません❓」

質問「確かにね~。」
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店長「レギュラーの男性って そのレギュラーって どの体力、
 どの年齢の人が対象なんです❓

 そして そのレギュラーの男性と女性の間 って
 アマチュアゴルファーの『体力的』『年齢的』には
 実は一番の ボリュームゾーンだ と思うんですけど
 そこには シャフトの種類が存在していないのも なんだかな…
 って感じです。

 例えば ですけれど ドライバーで言うと
 弊社では 45in換算で 150cpmのモノが多いですが、
 市販のシャフト Rが230cpm SRが235cpm Sが240cpm
 弊社基準で言うと どれも硬い、その硬さの5cpm は製品誤差
 と言ってしまっていも良い程の 差しかありません。
 実際、ヘッドスピード45㎳を超えるようなお客様でも
 快適に 振動数150cpm以下のドライバーを使って頂いていますが、
 その方に 230.235.240cpmのドライバーを打って頂いても
 どれも硬過ぎて 判別はかなり難しいと思います。

 そう考えると 多くの方にとって シャフトの硬さの差って
 『硬過ぎて』判別不可能なんじゃないかって 思える時が多いです。
 ゴルフバックの中に 全然違う 別々な硬さのモノが混載、
 ひっちゃか、メッチャかに入っている😬😬
 硬さの違いが判別出来ていれば そうはならないんじゃ…
 そう思う事例を 非常に頻繁に目にします。
 硬さの統一感が流れている そう言うセットを持っている人を
 見たことがありません。
 おそらくいないんじゃないです❓」

質問「いない…かも知れませんね。」

店長「それって ものすごく『無力感』を感じるんですよ。

 一見、シャフトの硬さにコダワリと言うか、
 何かの理由で選んでいる筈なのに、
 バッグの中にある シャフトの硬さはてんでバラバラ…、
 結果、としては シャフトの硬さの意義 は非常に希薄。
 それが 凄くイヤなんです。

 結局のトコロ、シャフトの硬さなんかどうでもいい❓

 クラブの機能が「発揮されていない
 動かないモノ、動かせられないモノ を使っている可能性は
 否めないと思うんですね。

 故に 良い意味でも、悪い意味でも影響のある
 ちゃんと シャフトの動く、稼働する硬さ(柔らかさ)を
 主力商品にしています。」

質問「なるほど、です。」
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店長「で、話を元に戻しますが、
 仮に ドライバーで シャフトの硬さ以外はみな同じ状態、
 150cpm 200cpm 250cpm の3本を打って
 同じフィーリング、同じタイミング、同じ弾道になるのか❓
 振った感じはどうなのか❓
 自分のスイングをそのまま としたら
 どれが一番振り易い、動き易いのか❓
 一番距離が出るのはどれなのか❓

 この3本を打って 違いが感じられない… と言う人はいます。
 ちょっと信じ難いのですが、少数ですが、存在します。
 しかし それもゴルフですし、そう言うのもOKでしょう。
 でも 多くの方は 振り難い、打ち易い、飛ぶ・飛ばない なども
 含め なんらかの、かなり大きな差、違いを感じます。

 そして その硬さ・柔らかさはタイミングなども含め
 スイングにかなり大きな影響を及ぼします。
 コレを振るにはこう、コレを振るにはこう・・・と。

 クラブ、シャフトの硬さが スイングにこんなに影響がある✊
 場合によっては 出来ていくだろうスイングが変わってしまう、
 そういう多大な影響力を クラブ・シャフトの硬さ(柔らかさ)は
 持っています。

 実際、スイングのレッスン等 全く無しであっても
 ちゃんとした 動くシャフトを使うと 数か月で
 アドレスやグリップ、スイングは目に見えて変わって来ます。
〇肩を廻せ_Moment

 クラブ、特にシャフトの硬さ・柔らかさは
 弾道だけでなく、スイングの動きにも大きな影響があるんですが、
 スイングやクラブ、ゴルフそのものの考え方、とらえ方にも
 かなり影響を及ぼすんです。

 まずは シャフトにはこんなに硬さの違いがあるよ
適切なシャフトの柔らかさを選ぶのは良い先生に巡り合うのと似ていますよ
 というコトを知って貰いたいの です。」

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左から カッパー(ピンク)・ダークカッパー(チョコレート)・オイルブラック
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◉カッパー(ピンク)

 使い込んでくると 黒っぽく
 くすんでくると思います
 写真では出ませんが、
 新品の状態はモロ ぴんく^^


◉ダークカッパー(チョコレート)
 非常に渋い柄です。
 双方とも 銅メッキ系ですので
 ダークカッパーは使ってくると
 角、エッジがピンクになってくると
 思われます。


色見本
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①桁違いの慣性モーメント
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ドライバーやアイアンのヘッドなどの
比較や指標となる言葉で 「慣性モーメント」と言う言葉
がありますが、これは何か と言うと
基本的には 「重さ」 を表します。
 軽自動車とダンプカー
 小石と月では その「慣性モーメント」が異なり
慣性モーメントの大きな ダンプカーや月 は
外的な圧力/影響を受けた時、
慣性モーメントの小さな 軽自動車や小石 よりも
変化が少なくなります。
それを数値で表すと 3000とか4000g/㎝ になります。

ゴルフクラブで言うと 慣性モーメントの大きなモノは
 姿勢、だけでなく
 運動そのものも持続しようとするチカラ が強く

ちょっと 不謹慎ですが、
 同じ速度 時速50キロで
 止まっている軽自動車にダンプがぶつかるのと
 止まっているダンプに軽自動車がぶつかるのでは
様子が異なるのは 想像が難しくないと思います。
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また、同じヘッドの重量であっても
ドライバー、ウッドなど 立体的に大型になれば
重量が重心点から離れているので 慣性モーメントは大きくなります。
キャビティのアイアンも同じ発想です。
 独楽(こま)で言うと
軸に対し、重量が外側にあればあるほど
回転の持続性が高くなる、そういう発想です。


一般的なの パターヘッド重量は 310~320g(34インチ)
     👉L型ブリストル で 470g (1.6倍)
     👉ピン型デール9 で 520g (1.7倍) です。 

 慣性モーメントもそれに相応するモノと考えられます。
パターには 慣性モーメントのルール制限はありませんが、
もし 設定されれば まず アウト でしょう。

昨今、少しづつ…ではありますが、市販品のパターヘッドも
重くなる傾向が強くなっています。
異形の大型マレットは 慣性モーメントを上げるのが目的です。

ヘッドが重くなれば ヘッドスピードが緩め であっても
同じ距離が打ち易くなり、小さなストローク、
遅めのストロークで済みますから 方向だけでなく
距離も安定し易くなります。

➁ロフトの立ち を生み出す 高重心

一般的なパターの重心は 13mm です。
ブリストル、デール9共に 17mm あります。

シャフトの柔らかいコトもありますが、
それによって 自然なハンドファーストを作り出し(促し)ますので
立ったロフトでインパクトがし易くなります。

ヘッド重量もありますが、
パッティングでボールが潰せるインパクトが可能です。
 その音も独特かな…。
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ボールの滑り出しも良く、傾斜や芝目の影響も少ないので
よりストレートなラインで狙うことが可能になります。

ヘッド重量が強烈に重いので
 速いグリーンや下りのラインに不安を抱く方も居るかと思いますが
 実際には その逆で(言葉では伝わりませんが…)
 速いグリーンや下りで怖いのは スピード感 です。
 ゆっくり、ゆったり転がっても ちゃんと届く
  その強みは 使ってみないと 分からないですよね~。

➂非常にソフトな独特の打感、転がり と 独特の音

 ヘッド重量の重さ(慣性モーメントの高さ) と
 シャフトの柔らかさ、重心の高さ によって
 緩めに打っても ゆったり転がって 届く、
 転がる というより 滑るに近いかも知れません、
 そういうパターです。

 打撃方法が変わってくる のもありますが、
 弾く感じでは打たなくなるでしょう。
 押すまで行かない感じ、ソッと押す感じ に近いです。
 ボールとの慣性モーメント(質量)の違いもありますが、
 軟鉄の中でも よりソフトなS15Cの
 厚みのあるフェースの打感は非常にソフトに感じるでしょう。

 また、長いネックがかなり打撃の衝撃を吸収するので
 よりソフト感は強まるコトでしょう。
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 長め距離のパットになると
 通常のパターでは体感することのできない
 ボールのつぶれ を感じることが可能です。
 その打音は独特✋
 使えば 使うほど 楽しめるパター です。 

ボールが上がり難くなる、高さが取れない
 と言う悩みを持っている方は少なくありません。
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ボールの高さを確保出来ないと
〇グリーンで止まらない
〇各番手の距離が曖昧になる
〇キャリーの必要な場面で緊張感が増す
 など
残念ですが、良いことは多くありません。

一般的に アイアンにおいて
『やさしいアイアン(ヘッド)』と分類されるモノは
上がり易い、高さの確保し易いモノ と考えて良いですが、
ボールを上げるための要素は
①ロフト
②クラブの長さ(入射角度が緩くなる)
➂重心深度(重量の中心点の深さ)
➃重心の高さ(重量の中心点の高さ/低さ)

の順番に影響力が強いのですが、
アイアンを長くして 使いやすいとは思えないですし、

やさしい…上げ易いアイアンは
 飛び系アイアン と呼ばれ 
飛距離を売り にしていることが多く
故に ロフトをストロング化しているので
本当に上がり易いのか、と言われると 
絶対 とは言い切れません。


そして この『やさしい』と呼ばれるアイアン(ヘッド)には
 どうしても補いきれない欠点があります。

ヘッドの機能として 重心が深い、低い は
その重心と遠心力、慣性の作用によって
 インパクト時にロフトが付く、大きなロフトになる、効果
があります。
✋インパクト時のボールと重心位置の関係性 ではありません。


上記に書いた通り、ボールを上げる、高さを確保する、
と言う点において ロフト角度の作用が一番強い ので
あるロフト だいたい…ですが、40度以上(9番位)になると
よりロフトの付き易いヘッドは
 更にロフトを付けてしまうので
 ロフト角度通りの距離よりも落ちてしまうことが多く、
 数字が5度刻みの一定であったとしても
 距離が一定に短くなって行くことがありません。

H370_lineup
ですので 昨今 登場してきている
 大きな番手、大きなロフトの ユーティリティ や
 フェアウェイウッドを活用し、
 アイアンは7番位から みたいなセッティング が
 結構、お助けになるんじゃないかな と思います。

参考例ですが
〇ミステリー HT-811
 #4-22 #5-25 #6-28 #7-31
〇KZG H370
 ロフト角度22度 26度 30度 34度 38度 42度
ここら辺を アイアンとして上に入れ
アイアンは #6 か #7 位からスタート
もしくは #8 からでも良いかも知れません。
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長さもアイアンはやや短めとして 半インチピッチ
ユーティリティ化した上の番手は 5/8 や 3/4インチ
ピッチで より高さを確保できるようなセッティングが
 結構 便利なんじゃないかな と思います。


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⛳『デール9』使用レビュ―①

本日届きました。ありがとうございました。

このパターすごいですね。

L型同等の球速がでますが、
フェースコントロールは、こちらのほうがやりやすいです。
というよりも、コントロールしなくても真っ直ぐ出ていきます。
笑ってしまうくらい簡単です。

⛳『デール9』使用レビュー➁

本日初ラウンドです。
夏の間はゴルフを自粛しておりましたので、久しぶりのラウンドでした。
1番ホールで、苦労して5打でグリーンに乗せることができましたが、
56メーターのパットでした。
ややスライスラインでしたが、真っ直ぐに打ち出したら、
曲がる気配を一切見せずに、旗竿の根元に吸い込まれていきました。

前半が終わったところですが、同じようなパットがあと二つ。
ショットが良ければ、スゴいスコアが期待できます。

練習グリーンではじめて打った時にも、
多少の傾斜はものともせず、自分の感覚以上に伸びがあります。
ブリストルパターも安定感がありますが、
ピン型『デール9』はそれ以上だと感じます。


⛳『デール9』
使用レビュー➂

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L型ブリストルの使用者で、
デール9はほんの浮気のつもりでお願いしたのですが。。。
L型にはL型の良さがありますが。。。
コースでの実使用において、ものすごく助かる場面が多いです。
特に ミドル、ショートパットの "カップを外さない"
カップの中を狙いにした時、部類の安定感を発揮。
このパターに匹敵するモノは無いのでは❓ と思います。
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⛳『デール9』使用レビュー④


初めての「重ヘッド、柔らかシャフトのパター」です。
パッティング云々を述べられるようなスコアでも、経験でも
ないので恐縮なのですが、まったく転がりが違います。
転がり始めるボールの、なんと言えばよいのか、出球の質が
普通のパターとは全く異質、全く別もの、
同伴の方も同じことを仰っていました。
飛ぶとか、伸びるとか、とはちょっと異なり、独特の転がりで
兎にも角にも パッティングが『楽しく』なりました。

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