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重~いヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スイングを学べるゴルフクラブを追求! 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ をモットーに! 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10 ☎046-804-1480  ✉ hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp.

2022年12月

一般的に
シャフトのRは柔らかい と思われていますが
大間違いです。
     (・・・硬すぎです)

このシャフトの硬さ表記(目安)が
アマチュアゴルファーを苦しめているのではないかと感じます。


歯ブラシの硬さは かたい~ふつう~やわらかい
とあって、用途もそうですが、好みで選んだり
自分との相性だったりするのでしょう。
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愚痴みたいになりますが…

ゴルフのシャフトの R(アール)
"レギュラー" Regular  の頭文字です。
・・・通例の…正常の…・・・と言う意味合いですが、
平均的な、もしくは 中ほど と言う意味も含みますよね。
しかし シャフトの硬さの場合、
これよりも下(柔らかい)モノは
 R2(A) と L(レデイ―ス) しかありませんが、
これより上の硬さには
SR~S~SX~X~XX~XXX …と
かなり豊富に存在しています。
機種によっては Xはあっても、R2の無いものも
少なくないのが現状です。

どう考えても R は真ん中の存在と言うよりも
一番柔らかい、男性が使う一番下のスペック
という存在です。

ドライバーシャフト…で言うと
機種によって その R の位置づけもかなり幅広く異なりますが、
国内で人気があり、中高年向け と言われるゼクシオの R 
 45インチ換算で 220~230cpm 辺りです。


正直、 堅い!硬い!固い! です。

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シャフトの場合、好み…と言う点も否めませんが、
弊社の平均的な シャフトの硬さは 
   140~150cpm です。

上記の 🄬 とは 70~80cpm も異なり、
その差は XXXシャフトと🄬シャフトの硬さの差以上の開きです。

で その 80cpm も柔らかいシャフト を
どの位のヘッドスピード、
どの位の体力、年齢の方が使うか というと
 38~40ms の平均的なヘッドスピードの人で
 年齢的には 55歳前後 に相当するでしょう。

多少 慣れる必要はあっても
多くの人がこの柔らかさで 楽に
今まで以上に飛ばせるケースも少なくありませんし、
何より 体を痛める人が殆どいない柔らかさ です。


150cpmから見ると 230cpm は明らかに硬すぎます。

弊社のような例外を除けば
200cpm以下のクラブは存在しないに等しいですから
230cpmがボトム、最も柔らかいシャフトの認識は
仕方ないとは思いますが、パワーの無い方や
高齢の方、女性には この硬さでは硬すぎて
ヘッドの重さの恩恵、シャフトの恩恵を賜ることは不可能…!
まして 同じような硬さのクラブである限り
クラブの機種やメーカーを変えても 差はない…!
のは仕方ないかも知れません。


シャフトの【硬さに種類】があるのは意味があって
自分にとって 適切な硬さ を選ぶことが重要ですが、
好みもあるとは思いますが、少なくとも
自分にとって『動かない』硬さでは
シャフトの機能を果たさないと思います。
スナップショット 1 (2018-01-31 14-09)

私は もっと多くの人がゴルフを楽しみ
高齢になってからでも 道具の恩恵を利用し、
若者をやっつけられる ようにするには
少なくとも ドライバーの硬さの標準表記
 🄬は 180cpm 辺りであるべきだと思います。

そして シャフトの硬さの差ももっとはっきり取り 
レデイ―ス 140cpm
R2    160cpm
SR    200cpm
S     220cpm
X     240cpm

という差配であれば もっとゴルフが盛んになり
世界のゴルフの標準が日本になる日がやってくると思っています。


この季節、この気温になると
市販の、特に
軽量スチールシャフトのアイアン・ウエッヂ
を使っていると
グリーン回りなどのアプローチショットなどで
シャンクが多く出ます。

まあ ここにもシャフトの本来の機能が顔を出す訳 ですが...

シャフトの本来の機能は
その時のヘッドの、クラブの姿勢や位置などで
ヘッドの重さ分、シャフトの柔らかさ分
グリップを動かす~押すことにあります。

ヘッドが重ければ重いほど
シャフトが柔らかければ柔らかいほど
ヘッドを押す量、押す力、押す速度も増します。


シャンクは基本グリップの移動が止まることによって
多く発生します。
⇒この気温になってくると
シャフトの動きは夏と比べ 鈍重に
動きや働きそのものが少なくなってきます。
sample 2009_09_29_23_49_15-964フレームショット

ちょっと横道にそれますが
単純な上下関係
(重要なポイントだったりします)
グリップよりもヘッドが低くなると
グリップを押す働きは逆にグリップを止める
その場に止まる働きになってしまいます。
逆を言えば ヘッドの方が高いうちは
そのヘッド姿勢やクラブの位置次第ではありますが
グリップを押すことになります。

気温が下がり、ヘッドの重さ感が減ることによって
より下に振りたくなる と言うのも相まって
グリップを左~進行方向に 押す力も減るので
インパクトポイントが右にずれます。
それがシャンクを生むのです。

ヘッドを下に振ると
ヘッドを下に振った分だけ
その重さ分、その量分だけ
グリップを引き上げようと、高くしようとします。
ですので 直接ヘッドを下に振った分は
ヘッドは低くなりません。
人間は底を左右の体のバランスで補います。
左でグリップを引き上げ、右でクラブを下げようとします。
スナップショット 7 (2015-10-15 19-55)


軽量スチールシャフトが流行りはじめてから
その重量配分や強度の問題から
以前にもまして ヘッド重量の軽量化・小振り化が
進んでいます。 元々シャフトに動きが少ないのも伴い
クラブがより軽く、硬くなっているのは確かです。

まあ 軽いヘッド、硬いシャフトでなければ
特に気を使うところではないのですが
気温が下がり始めたら 注意する部分ではあります。

令和になった現代
アイアンヘッドのロフト、どの辺りが基準値なのかは分かりませんが
5番アイアンで言うと 25度位じゃないか と思います。
現在はアプローチウエッジ(PS)が標準装備ですから
4番から22度(オプションだと思いますが)
5番  25
6番  28
7番  32
8番  36
9番  40
PW  45
AW  50
SW  56
こんな感じがアイアンの構成だと思います。
IMG_0784

最近、ストロングロフト…ロフトの立った(数値として少ない)モノ
が多くみられるようになりましたが、
ストロングロフトのクラブには 『それ相応の罠』が仕掛けられています。

7番アイアンが24度 だとします。
5番アイアン相当、場合によってはそれより立っています。

となると 上の番手 下の番手のロフト構成は
4番から18度(これは無理)
5番  20 (…これも無理)
6番  22 (きわどい)
7番  24
8番  28
9番  33
PW  38

⁇⁇  ~ この間が謎

AW  50
SW  56

口は悪いですが アイアンの飛距離…番手による飛距離
に自信がない人が使う…というよりも
アイアンの番手による距離の虚栄心が強い人が使う
と考えて良いのか と思ってしまいます。

まず 6番22度のというロフトは
ほとんどのアマチュアには ティーアップ以外では
実戦使用は無理 だと思います。
逆に このロフトが使える人は ストロングロフトは要らない…でしょう。
つまり 7番24度でもぎりぎり なので
6番以上のアイアンがバックの重し になるか
7番が上限のアイアンになる というコト でしょう。

また ストロングロフトのアイアンは
ストロングロフトに出来る、ストロングロフトにしても「上げられる」「使える」だけの
重心高の低さ、か 重心深度の深さ、慣性モーメントの高さ の必要性があります。
それは、最近ユーティリティのように厚みの増してきたアイアン とは言え
ウッドに比べると まだまだ 板形状 のアイアンには構造上限界があります。
重心の低さ、重心の深さは ソールの奥行き、大きさによって
決まると言っても良いでしょう。
つまり ソールが大きく、バンスも張っている アイアンになります。
異素材、比重の違う金属を使っても やはり形状に頼らざるを得ません。

ソールが大きく(広く)、バンスの張っているアイアン
アイアンの飛距離に悩んでいる人は
ヘッドスピード不足もあるとは思いますが、
ロフトを寝かしてボールを打つ癖が強い。。。ので
この ソール、バンスが邪魔になると思います。
IMG_0524

飛距離を出すために 入射角度を緩くするための
重心の低さ、重心の深さ が 災い して
ソール形状と相まって ダフリやトップ、ダフリチョロなどを
生む可能性が否めません。

ソールやバンスは ゴルフクラブをその長さなりに
上から打てる人にとっては お助け機能 ですが、
アイアンの飛距離不足の人は しゃくり癖、あおり癖 が強い・・・ ですから
逆に 邪魔になるでしょう・・・

長年 クラブ診断して感じる、のですが、
ゴルファーの 「クラブを重いと感じる」「軽いと感じる」
本当に人それぞれ です。

人によっては 
⚠硬いと振り難いから重いと感じるケースもあれば
⚠ヘッドが効いていて(シャフトが柔らかい等)重いと感じるケース
⚠長さ等を含め 振りまわし難いコトが重いと感じるケース
⚠シンプルに、総重量が重いと感じるケース
⚠結果優先で、悪い結果の多いクラブを重いと感じるケース


断言はしきれませんが
シャフト単体の重量が、シャフト重量さえ重ければ
 「重い」と感じるケースは 稀 であることが多い、
です。


アライメント


一般的な…少し齧ったゴルフ知識 では
アイアンのセットに比べ
『ウエッジの方がシャフトは重い方がいいんじゃないか』
と思い、それを実行している人もいると思います。

✋間違っているとは言いませんが、上手く行かないでしょう
実は ラフやバンカーなど、
ボール以外の負荷がある場合など、
その振り抜け には シャフトの重さは ほとんど影響しません。
軽いシャフトであっても、重いシャフトであっても
そこは ヘッドの重さ次第 です。

✋次に グラファイトであれば
 重さ と 強さ の関係は製造上、ある程度アレンジできますが、
 単一素材である 鉄の棒 スチールは
 重さ が そっくり強さ
 になると考えて良いでしょう。

つまり ウエッジのシャフトを重くする、
ということは 強くする 👉硬くする というコトになります。

フルショットをしない比率の高いウエッジのシャフト を
アイアンセットの流れよりも 硬くする・・・
  良いことありそうですか❓




シャフトの硬さ 好みやスイングタイプもありますが、
標準的には ヘッドスピードに準ずることが多いでしょう。
速く振れる  → 硬い
速く振れない → 柔らかい

で決めているのに、
意図的に 遅く振るコトの多い ウエッジを一番硬くするのですか❓

短い距離であれば、小さなスイング、遅いスイング、
にしたいモノです。
ところが 硬いシャフトのウエッジでは
小さなスイング、遅いスイングでは
ボールに届かない、フェースに乗らない、スピンがかからない、
トップする と言うのが頻繁に発生します。
となると ヘッドを振る必要が生まれるので
弾道は 上げる球
 になります。
転がしたい場面でも 上げる球でないと 打てない になります。

パターで転がしても届く距離 を超えると
スピンはあまりかからない ポッコンとした 上げる球 が
自分の持ち球になってしまいます。
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これが更に困るのは ココから発展形が形成できないコトです。

➀ちゃんとした 転がし が出来ません。
 7番とか、8番でパターのように打つのみ です。

➁バンカーなどで 打ち出しの高い球 にしたい時、
 スタンスを開いて、ロフトを開いて セットするのですが、
 ロフトを開いて、スタンスを開く というコトは
 ボールを前に置く、左に置く コトを指す訳ですが、
 ヘッドを振るアプローチをしている人にとって
 そのボール位置は 届かない、当たらない位置になります。
ですので 届くボールの位置で ロフトを開いて、
 この場合は ロフトではなく、フェースを右に向けて構える
 のですから、シャンクしたり、失敗する準備になります。

反発係数、長尺規制のルール…で思うコト なのですが、
ボールをつぶして打てる 人 にとっては
 必要以上にボールが潰れない のは 有難い のですが、
ボールをつぶして打てない人 にとっては
 あまり有難くない、もしくは 困るコト なのです。 
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また なんと言えば良いのか、
 ボールをつぶして打つ つぶせる は
本来、ヘッドスピードとは関係なく、
 パッティングで…とまでは言えませんが、
 距離の短いグリーン周りのアプローチでも
 ボールをつぶす(つかまえる)ことは可能なのです。
2021-04-07_06-01-34_Moment(4)

そして
 これもまた奥深く、楽しく、ややこしい部分 ですが、
①ボールをつぶして(つかまえて)打つ は
 使っている そのクラブのロフトなりに が筋なのです。
 そのロフトで そのロフトなりに 正当にボールをつぶす(つかまえる)

②立ったロフトのクラブを使えば
 その疑似体験は可能です。あくまでも疑似体験です。
 7番アイアンでそのロフトなりに潰せないのであれば
 6番や5番を使えば
 7番で潰せるのと 同じ球は 打つコトが可能です。
 ですので コト潰す(つかまえる)というコトに関しては
 ロフトの一番立った ドライバーが一番簡単なのです。
 ドライバーの 10度のロフトであれば
 放っておいても ボールは潰し易い のです。
…というコトですので つかまえる、つぶす と
 フック、スライスは別なモノ だというコトです。
…実はここが一番分かり難い部分かも知れません。


➂ちゃんとつぶせなく(つかまえる)とも
 ヘッドスピードが高ければ やはり疑似体験出来ます。
…ほとんどの人が ココを目指している可能性高し
 例えば…ですが、
 同じクラブ、同じ条件で
 つかまえられる ヘッドスピード37m/s の人と
 つかまえられない H/S 40m/s の人 が
 同じ距離であったりします。

②と➂の人にとって
反発係数の数値 0.83や0.86 の数値の効果、
差は出難くなります。
反発係数の高いものにしても 飛ぶ とは言えないのです。


(実験)振り子式アプローチVSごく普通のアプローチ_Moment(3)


長尺も違う原理ですが、同じです。
長尺は その長さによって ヘッドスピードが上がるコト
 が主たる 飛距離アップの要因 ではありません。
①そのクラブのロフトが適切に使えるコト
②そのクラブの長さが適切に使えるコト

が 前提で 長尺、それに適した『少ない』ロフト
 で初めて効果を発揮する訳です。

長尺 → ヘッドスピードアップ と考えている人の
そのクラブの円弧、長さなりの円弧 は
アドレス状態に近い、最大の円弧、
大きければ大きい程良い に近い発想かも、です。
そう考えて 長尺(44インチ以上)のドライバーを振ると
長尺により 計算上上がるであろうヘッドスピードよりも
長いことによって 負荷が増える、重くなる分が上回り、
 数値として ヘッドスピードが上がりません。

また 長尺の効果は 少ないロフトでも上げられる、
 その回転数でも浮遊させられる、適切な入射角度 
 別な言い方をすれば 長さによって入射角度が変わる
 クラブの扱い方が必要だ、というコトです。

 長尺 = ヘッドスピードアップ
 円弧は大きい程良い と考えるタイプは
 クラブを短くして インパクトに入ってこないので
 ウッドなどの長物になると
 長さによる 入射角度の差が無くなってしまいます。
 それでは 更なる長尺にしても 入射角度に変化が生まれず
 少ないロフト、それを活かせる入射角度を作り出せない のです。

…✋おそらく…ですが、
 高反発にしても…
 長尺にしても…
 その効果の出なかった、得られなかった方は
 結構いるんじゃないのかなぁ…と思います。
 反発係数が高いと......長尺にすると...... 飛ぶ は
 まじないでも、魔法でもなく、
 そんなに難しくない科学的、物理的な根拠があります。


 その根拠が理解する、その仕組みを知る が
 スイングを構築する大きい要素 かも知れません🤒

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